端末を暗号化できないAndroid端末の初期化について。
富士通東芝のau向けAndroid端末ISW13Fを処分するにあたり、内蔵メモリのデータを初期化しようとしましたが、ISW13Fの初期化機能が本当にデータを削除してくれるのか、つまりデータを復元できない状態にすることができるのか、今一つ確信が持てませんでした。
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と言うのも、まずISW13Fには暗号化機能がないため、暗号化による初期化ができないからです。
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工場出荷時の状態にリセットしてデータを消去すれば、理論的にはわざわざデータを上書きする必要はありません。
けれども、不安な場合や、念には念を入れたい場合には、スマートフォンを暗号化してから(たいていは「セキュリティ」の「設定」から実行できます)データを消去すれば、さらに安心感が得られます。
暗号化しない初期化と言うと、何となく論理フォーマットをイメージしてしまいます。
論理フォーマットの場合、データの復元はある程度可能になると言われています。
話は逸れますが、ISW13Fは発熱量が多くて懐炉のようになるため、寒い時期には意外と重宝したりするんですが、同時代に販売されていたAppleのiPhoneと比較して電池の減りが異様に速く、酷い時は数時間で電池が0%近くになることもありました。
特に冬のスキー場のような寒くて3G回線が繋がりにくい場所に行くと電池の減りが速かったです。
機内モードにすると電池の減りは遅くなりましたけど、そのような操作をせざるを得ないことがISW13Fの低性能ぶりを表しているように思います。
従って製品の完成度としては今一つな感じであり、初期化機能の効果も疑問視するのは無理のない話なんじゃないでしょうか?
ちなみに自分は購入しませんでしたが、1世代前のISW11Fはもっと酷かったらしく、かなりのユーザーが富士通東芝から離れて行ったんじゃないのでしょうか?
- ARROWS Z ISW11Fの不具合は本当なのか? 半年間の感想 Approid大好き
- サーバ管理者日誌 富士通東芝「ARROWS Z ISW11F」不具合の後出しじゃんけん
- 史上最凶の迷作?ARROWS Zが作り上げた伝説のまとめ - Gadget People跡地:ガジェットアクセサリーのまとめサイト
先行機の評判が悪いので、今思えば購入せずに様子見するべきでしたが、クワッドコアに惹かれたのと、10年以上も前に購入した東芝の携帯電話機がそこそこ良かった印象が薄っすらと残っていたので、つい購入してしまいました。
けれども結局はISW13Fに嫌気が差してしまい、今ではSonyのXperiaを使っています。
余談が長くなりましたけど、結局、自分がやった初期化方法は以下の2つです。
- ISW13Fの初期化機能を使う。
- 内蔵メモリに対して適当なファイルをコピーして上書きする。(いわゆる0埋め。)
内蔵メモリの容量は16GBでしたが、ISW13FとPCをUSBケーブルで繋いで、PCからファイルをコピーしようとすると、確か14GBぐらいまでしかコピーできなかった記憶があります。
なので、上2つの方法を何度か繰り返しました。
これで果たしてどれだけのデータを完全削除することができたのかは検証しませんでしたけど、多少は削除してくれたんじゃないでしょうか?…と思い込んでいます。
ちなみにデータの復元方法については、以下の記事で紹介されている下記の3つの方法が参考になるかもしれません。
- Androidの初期化は「個人情報」がダダ漏れ?確実に削除する方法と、「おサイフケータイ」の注意点など - やじり鳥
- Avast blog » How Avast recovered ‘erased’ data from used Android phones
- Mass storage mount
- Logical analysis
- Low level analysis
今回は自分自身で検証しきれず詰めの甘さが残る記事になってしまいましたが、以上になります。
関連記事:
rms-099.hatenablog.jp